ロープアーティスト(緊縛師)Hajime Kinokoさんの個展、「縄痕」展を見てきました。
会場
会場は、アングラ劇場などが集まるアーティストの街下北沢、駅から3分ぐらいのところにある、バロンデッセです。一階がカフェになっていますが、写真展は3階のギャラリーで開催されています。最後にフライヤーを置いておきます。地図がありますので参考にしてくださいね。
入り口の看板、縄痕ってRope Marksって言うんですね。
Hajime Kinokoさん
2001年頃から縄を使った表現活動を始めているそうですが、2010年頃から世界中でパフォーマンスツアーを実施しているそうです。僕がKinokoさんの写真を知ったのは、2015年のナワナノの頃だったと思います。その後、2016年1月のLove to Erosという写真展で本人にお会いしています。
展示作品
展示されている作品はいづれも緊縛後、縄を解かれた女性の肌に残る縄痕にフォーカスしています。
縄の痕が緊縛の縄の形そのまま残る女性の肌は縄に縛られている以上にエロティックに見えます。
女性の表情も素敵です。責めから開放されてホッとした表情を見せているのだろうと思っていたのですが、むしろ、抱きしめられた後の満足感を見せている顔が多かったように思います。
確かにKinokoさんの縄は責縄のようにきついのもありますが、どちらかと言うと、体の自由は奪うものの、体に苦痛はあまり与えないような縛り方を多用するため、縛られている女性からは「縄に抱かれているよう」という感想が多く聞かれます。
それでも手首や太ももに残る麻縄の痕を見ると、なんか見てはいけない物を見てしまったような、ドギマギする感覚があります。
縄痕の残り方は、モデルさんの体質によって異なりますし、使用している縄の種類、縄の太さ、縛り方によっても変わってきますので、縄痕と言っても写真一枚ごとに全部違います。
ギャラリーの中には展示室が4つ、展示作品もとてもたくさんありますが、見ていて飽きることはありません。
展示案内
KinokoさんのTwitterにあったフライヤーの画像。この写真も素敵です。
会期は3月25日まで。展示時間が15時から22時までとなっていますので、会社帰りでも間に合う時間です。
入場料は500円ですが、Twitterで行くよと呟いたり、Kinokoさんのこの下のツイートをリツイートしてその画面を見せると無料で入場することも出来ます。
縄痕は、縛り縛られる者の間に流れたいつくしむべき痕跡。
— Hajime Kinoko 縄痕展3/20-25 (@Shibarijp) 2018年2月15日
Hajime Kinoko展『縄痕』開催決定。
詳細は、画像を拡大
アマチュアの時代からコツコツと撮り溜めてきた縄の痕跡を皆さんにやっとお見せできる日がやってまいりました。
ずっと前からいつかやりたかった展示で花札展からの一年ぶりの展示。 pic.twitter.com/3sqevITJ9k
夜桜見物に行く時にちょっと寄っても良いのではないでしょうか。開場前の桜の木もほぼ満開になっていました。
過去の展示会レポ