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御茶ノ水の明治大学の中にある拷問博物館を見てきました

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拷問博物館、正式には明治大学博物館常設展示刑事部門となります。法学部の建学の理念である「権利自由」について学習するアイテムとしての展示だそうです。

www.meiji.ac.jp

 

明治大学博物館

このいわゆる拷問博物館、色々な方がレポートしていて、いつか行こうと思っていたのですが、なかなか機会がありませんでした。ところが、調べてみたら、常設展は日曜日も10:00-17:00の間は開館しているということでしたので、隙間時間を作って見に行ってきました。

(注:2017年12月26日~2018年1月5日と2018年1月7日は冬季休業日で閉館です。また、お盆の時期も夏季休館日があります)

綺麗なビルを地下に降りると、綺麗な展示スペースが有りました。日曜の夕方だったので、展示を見る人は殆どおらず、ゆっくりと見ることが出来ました。

写真はセルカ棒の使用禁止は書かれていましたが、撮影禁止サインはなかったので、少し写真を撮ってきました。

磔柱

磔刑

江戸時代の磔刑の罪人を処刑する時に使う磔柱です。罪人をこの柱に両手を広げた形でくくりつけ、X字型に展示してある槍で脇腹から心臓を突き刺して絶命させます。

江戸時代のポピュラーな処刑方法です。

火炙り

火炙り

火炙りは主に放火の罪に適用されたそうです。罪人を柱に括りつけ、下に置いてある芝や薪に火を付け、罪人を生きたまま焼き殺します。

鋸挽き

鋸挽き

罪人を箱に入れて、首から上が中央の穴から出るようにして、箱全体を土中に埋め、後ろにある鋸で通行人が罪人の首を挽いて絶命させるという公開処刑です。通行人ではなく、被害者の親族に鋸を挽かせたという説もあります。時間をかけてゆっくり殺すことになるようです。

石抱き

石抱き

石抱きは処刑ではなく、拷問により自白を促す道具です。凸凹になっている材木の上に正座させ、膝の上に一枚30kgの伊豆石を積み重ねてゆきます。写真は1枚ですが、3枚ぐらい積むこともあるのだとか。脛が擦り潰されるような激痛に罪人は無実の罪も自白することになるそうです。

笞

もう一つの拷問道具は笞です。これは角材に麻紐を巻いたもので、罪人を縄で縛り上げた上で吊るし、この笞で叩いたとの事です。太い角材で角も立っていますので、これで力を込めて叩かれたら、それは泣くほど痛いだろうなと想像できます。

SMプレイの中で、もう少し細い、アクリルや竹の丸棒でお尻を叩かれた事はありますので、大体の痛さの想像はつくのですが、この太さと固さになると、気持ちいいを通り過ぎた痛みになってしまって、本格的に拷問になると思います。

でも一度ぐらい叩かれてみたいかも

自白を促す拷問は他に水責めや駿河問いなどもありますが、それらは展示されていませんでした。

ギロチン

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ここからは西洋の処刑道具。あまりに有名なギロチンです。フランスでは処刑人による斬首が一般的でしたが、一発できれいに頸を落とせる有能な処刑人は少なく、何度も頭に刀を振り下ろしたりして、罪人に最後の苦しみを与えることが多かったところ、ギロチンを使えば一発で首が落ち、罪人の苦しむ時間を短く出来るという人道的な観点で開発されたものだそうです。またフランス革命時は連日多数の処刑人が出たため、処刑の効率化にも貢献しました。

アイアンメイデン

アイアンメイデン

この博物館の白眉はやはりアイアンメイデンでしょう。胴内にびっしりと鋭い棘を仕込んだ中空の金属の像で、この像に抱かれた人はその棘に刺し貫かれて、流血の末絶命した。ということなのですが、解説によると、オリジナルには肝心の棘が付いておらず、単に脅すための道具。ないしは奇形を晒す羞恥刑の道具として紹介されていました。

アイアンメイデンの棘
展示されているレプリカには棘がついています。やっぱりこの方がアイアンメイデンらしいです。

下部は開放されていて、一説では処刑を終えると下部が開いて、死体が自動的に下に落ちるようになっているという説もあります。

また、ハンガリーの吸血鬼ことエリザベート・バートリーが処女の血を効率的に集めるために作ったという伝説もあります。

数々の拷問・処刑用具を見て、自分が拷問・処刑されるシーンを想像してしまう人は僕以外にもかなり居るのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。